<ゲストライター参上>パチモンドキンダムを真面目に使ったデッキがあるらしい
- 2020/08/17
- 20:09
youtube版デュエマ倉庫始動!!下のリンクから今すぐチャンネル登録↓↓
ここをクリック!!
Twitter→@blogdmbuilding

どうも、ヨネ吉です。
嘘です。
改めましてはじめましての方ははじめまして。そうじゃない方もはじめまして。
私、マジック・コマンドと大量展開をこよなく愛する「くらふと@kiteretsu777」と申します。
はるか昔、当ブログにて読者デッキ紹介に寄せたことがあったりしますが、あのデッキは少しずつ形を変えて今も使っています。これもかなり自信作なのでいずれどこかで公開するかもしれません。昔の記事
そんな縁もあり、今回このデュエマ倉庫さんにて執筆させていただきます。
「それよりお前自分のブログどうしたんだ」という声が聞こえてくる気もしますが気のせいでしょう。モチベが続かなかった、ごめんなさい。
前置きもこのくらいにして。
では、今回のテーマとなるカードを発表しよう。
筆者が1パックも剥けていないドラリンパックよりこのカード。

龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン
ドラゴン・サーガのラスボスにして全ての元凶、デッドマンの過去の姿が堂々の収録。
新種族ドラグナー・ドラゴンを持つ超無限進化獣だ。
ドラグナー・ドラゴンとは直訳で「竜に乗る竜」。意味がわからないように見えるが、このクリーチャーがドラグナーから進化するドラゴン(≒ドラグナーに乗る竜)であるので案外正しいのかもしれない。
このカードを見た時、まず最初に思いつくのはやはり龍魂シリーズとの組み合わせだろうか。


5文明のドラグハート・フォートレス全てを揃えた時に裏返り、超大型クリーチャーへと変身する《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》(以下オザワ)。背景ストーリーでもデッドマンと深い関わりがあるクリーチャーでコレを使わない手は無い。
そこにデッドマンの進化元兼自身もオザワパーツを呼び出せるドラグナーたちを入れれば…


各文明に存在する5コストドラグナーサイクルの彼らなら、召喚してレッドゥルを呼び出し自身をスピードアタッカー化。そのまま攻撃時にデッドマン=ザ=オリジン2枚を侵略すれば更に4枚のフォートレスを呼べるので簡単にオザワを揃えられる。

なんとドラグナーを入れただけで24枚もデッキが決まってしまった。
では残りの枠はこれらの5コストドラグナー達に繋がるマナカーブを描ける3コスのマナブーストを入れれば完成だ。青銅の鎧とか白米男しゃくとか入れて………
ん?待てよ…5コストドラグナー達…?
全部5コス…?

あああああああ!!!!!ガチロボだああああ!!!!優勝だあああああ!!!
ということでデッキの方向はドラグナー5軸ガチロボに決定。
ガチロボはそれぞれの軸にその強みがある。6軸であれば絶対外さないことだったり、2軸であれば圧倒的なメタカードのカードプールを誇っていたり、7軸であれば《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》の存在だったり。
5軸の最大の強み《ヒラメキ・プログラム》や《音精ラフルル》は残念ながら使えなくなったものの、十王編では5軸の革命児になりうるカードが登場している。それがこれだ。


ともにガチロボをアンタップして「もう1回遊べるドン!」出来る素晴らしいカードだ。

というわけで形にしてみたもののイマイチパンチが足りない。
確かに盤面・手札・墓地をすべて吹き飛ばし豪快にワールドブレイクを決めるオザワのインパクトは凄い。
しかし問題は、その効果が自分側にも及ぶということだ。
一見全てを無に帰し、しかもタップ中は離れない。逆転の余地を与えずに勝利できる完璧なフィニッシャーに見えるが冷静に考えて欲しい。
互いに盤面・手札ともにゼロの状況でワールドブレイクしたならば相手だけが実質最大5枚のハンドアドバンテージを得ることになる。
また、シールドトリガーのケアが出来ないのでどんなカウンターを決められるかわからない。
となればやはりオザワが龍解したターンにワンショットキルを狙う必要がある。
しかし龍解と同時に盤面はおろか、手札も奪われるので追加打点の用意は不可能では…
いるじゃないか、ここに。

ゲーム開始時から封印された状態で場に存在するドキンダムXなら、龍解効果でオールデリート理論よろしく封印だけが吹き飛びすぐに殴れるパワー99999、4コスト以下の呪文で選ばれない超大型クリーチャーが降臨する。最初から場にあるからガチロボの邪魔にもならない。
ドラゴン・サーガと革命編、2つのラスボスが同時に君臨するという点もポイントが高い。エモすぎてエモーショナル・ハードコアだ。
さてコレで一件落着…とその時どこかから悪魔の囁きが聞こえてきた。
「デモハンとかの除去トリガー踏んだら負けじゃん」
そう、オールデリートと似て非なる点。
それはシールドを安全に処理できないのである。
せっかく圧倒的盤面を作り上げたのにそれを利用されて負けたらたまったもんじゃない。
もうエモいとか言っている場合でもない。
とはいえドキンダムはイレギュラー中のイレギュラーな存在。代替カードが見つかるのだろうか。
ドキンダムと同じムーブが出来て、ガチロボの邪魔にもならなくて、敗北デメリットも無いカード。そんなうまい話あるわけ……


あったーーーーー!!!!!!!あってしまったぁーーーーー!!!!
この中華版ドキンダムみたいなカードをご存じない方に説明すると、これはコロコロコミック2016年1月号付録として配布されたプロモーションカード、《禁断~目覚めの刻~》だ。
ゲーム開始時から場にあるドキンダムと違い、開始時に5枚の手札のうちの1枚として含み、4マナを払ってようやく封印付きで場に出せる。その後4枚の封印を剥がすことでようやく禁断開放となるわけだ。
そのまどろっこしさの割に禁断開放してもあまり強くなく、手札を圧迫してしまうことから
「罰ゲームレベルのハンデ戦でしか使えない」
「ドキンダム使わずコレ使うのはよほど貧困なスラム街の子供だけ」など散々な言われようであった。
とはいえ本家ドキンダムと違い、場を離れても負けることはなく、盾が一枚消えるだけだ。
しかも最初から手札にあるから1枚積むだけで確定で使うことが出来る。
さらに言えば先のデッキでは基本的に5ターン目からしか動けなかった。
つまり、目覚めの刻を貼ることにより従来なら動けたはずの1ターンが無駄になる…なんてこともないわけだ。
もし処理されなければそのままとどめを刺せるし、除去されても軽いデメリットで済む。
相手からすれば最低でもトリガーを引かないと負けるという圧は凄いものだろう。
何このピンポイントで需要に答えまくってくれるカード。
ということで紆余曲折の末に完成したデッキがこちら。

フェアリー・ギフト
引けば大当たり、捲れば大ハズレな殿堂カード。
禁断~目覚めの刻~
辿り着いた最終結論。
鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス
5軸の強みの一つ。殿堂にふさわしい強さを誇る。
パンヌダルク
5軸の革命児。捲りどころによっては弱かったりもするが、禁断を確実に4ターン目に貼るために赤単色を多めに入れたかったので3枚に。
雷龍ヴェヴェロキラー
カードパワーの権化。ついでのようにブロッカーまで付いている。
静寂の精霊龍カーネル
1枚で2体止まる強力なST。始動が遅いので受けは強くしたい。
スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘
このデッキ唯一のGRギミック。カーネルと合わせて受け8枚体制。
龍覇ニンジャリバン
龍覇スコッチフィディック
龍覇レグルスフィア
龍覇マリニャン
龍覇トンプウ
5コスドラグナーサイクル。色配分を見ながら調整。
龍覇龍デッドマン=ザ=オリジン
今日のテーマ。結構裁定が特殊で面白いので見ておくと良いかも。
ガチャンコ ガチロボ
切札。筆者は結構ガチロボ好きだったりする。
○GRゾーン
受け要員のジューサーから出てくるので基本的に防御札。
マシンガン・トーク
ガチロボアンタップしたり、ブロッカー再利用したり。
防護の意志ランジェス
受け要員。
クリスマⅢ
対速攻とかで踏んだら1ターン早く始動。
バツトラの父
受け要員。
全能ゼンノー
受け要員。なんでまだ高いんだ。
ダダダチッコ・ダッチー
単発ガチャ。5秒前まで《ダダダダチッコ・ダッチー》だと思っていた。
○超次元ゾーン
熱血剣グリージーホーン/熱血龍リトルビッグホーン
メタクリーチャー殺戮用。十王編めっちゃガチロボメタ出てきて辛い。
極真龍魂オール・オーバー・ザ・ワールド
枚数はコレが安牌な気がする。
いかがだったでしょうか。いつものスッキリまとまったデュエマ倉庫さんの記事と違ってデッキになるまでの経緯なんかをたらたら書いたので読みにくい部分も多かったかとは思います。どうも短い文章で簡潔にまとめるのが苦手なんですよね、私。
パスカルの三角形でおなじみ、ブレーズ・パスカルも「時間がないので手紙が長くなってしまった」なんてセリフを残してますしね。文を推敲して実のある短文にまとめるのは非常に時間と労力と才能を要します。
私はどうも、この才能が無いようで。ほら、ご覧の通りこのあとがきですらgdgdと書き連ねております。
というわけで今回はここまで。次回私が筆を執ることがあるのかは分かりませんが、また皆さんとお会いできる機会があればよろしくお願いします。ではでは。
《管理人からの追記》
くらふとさん、今回は本当にありがとうございました&助かりました。改めてお礼申し上げます。
今回の記事はいつもの如く読者さんのデッキ紹介回(=管理人執筆)の予定でいたのですが、送ってくださったデッキ解説文が素晴らしかったので『寄稿』という形を管理人がお願いしてこのような傑作となりました。
くらふとさんの記事だけでよかった、ヨネ吉に余韻を壊されたと思った方がいましたらごめんなさい。